フライングディスクは、年齢を問わず楽しむことができますが、年齢にあった種目や投げ方がやはりあるように思います。
私も普段は大学生相手に授業をしていますので、その他の年齢については限られた経験上での意見になります。
ぜひ現場のみなさんの意見等を組み入れて、適切な時期に楽しめるフライングディスクの教材提供ができればと考えています。
みなさんの経験談などを掲示板までお寄せ下さい。

 小学校

<低学年>
低学年では、投げることに関してはサイドアームだけではなくバックハンドスローの方が投げやすいという子供も現れてくる年代です。しかし、コントロールはまだまだと言う感じ。特にキャッチがまだ難しく、片手ではほとんどキャッチできなく、両手でもスピードのあるディスクを上手にキャッチするのは難しい年齢だと思われます。ドッヂビーのように柔らかいではその限りではありませんので、そのあたりから導入していくのもいいでしょう。

<中学年>
中学年になると、ディスクコントロールもしっかりしてきて、キャッチもずいぶんできるようになります。スポーツとしてディスクを楽しむにはこのぐらいの年齢からになるかもしれません。やはり、柔らかいディスクの方が抵抗がなく、積極的にプレイに参加するともいえます。

<高学年>
高学年になると頭の中でディスクがどこまで飛ぶか、どのタイミングで投げると相手がキャッチできるかなどが理解できてくるため、アルティメットのようなチームゲームも可能になってきます。ただし、ディスクが本物だと硬いところもあるのでドッヂビーのようなソフトな素材のディスクを使ったほうが安全に積極的に児童もゲームにかかわれるようです。

<実践例>

・東京学芸大学教育学部附属世田谷小学校、鈴木聡先生の実践報告

  5年生でのドッヂビーを使用したアルティメットの実践報告です。
  先生から提供していただいた指導案を公開します。(PDF版)
  ※著作権の関係でとりあえず印刷等ができなくなっています。
  ※オリジナルをPDFファイルに変換する際、改変(フォント、レイアウトなど)しているため
   多少レイアウトが崩れていますのでご了承下さい。
  ※指導案は8ページに写真等があるのでかなり大きなファイルになっています。
   (接続環境で開かないなどの問題があれば分割して掲載しますので掲示板までご一報ください)

     ・アルティメット指導案
     ・アルティメット展開計画
     ・アルティメット本時案

※ファイルが閲覧できない方はAdobe社Acrobat Readerをダウンロードしてご覧下さい。


  <NEWS>
  学校体育関係の専門誌「体育科教育」(大修館書店)2003年5月号の巻頭で授業が紹介されました。
  連載「日本で一番受けたい体育の授業」の2回目の記事です。カラーの写真もふんだんにあり、
  「アルティメットで楽しい戦術学習を」というタイトルで筑波大学の高橋健夫教授のコメントがあります。
  ぜひ機会があればご覧下さい。

・奈良県平群町平群北小学校(2000年当時)、森口玲先生の実践報告

  高学年でのアルティメットの実践報告です。
  ディスクはプラスチック製のもので行っています。
  導入段階でルールを学習するのにディスクではなくボールを利用しています。

  小学校体育、試みの教材 「フライングディスクを使って」

※現在、森口先生はシンガポールの日本人学校に勤務中です。


   
Copyright © Takeshi SHIMA 1998-2003 All Rights Reserved.