ジャーナリズム特殊II 2006 ジャーナリズムと政治 | |
毎週月曜日 5時限 (17:00〜18:30) | 教室 11-209教室 |
コーディネーター: 鈴木雄雅 | 新聞学科 専門科目 2単位 |
講師・授業内容については変わる場合もあります。 |
更新 2007/01/09 課題アップしました
12月13日(土) 谷藤先生の集中講義欠席分については、ブックレポート(谷藤悦史『現代メディアと政治』(一藝社、2005)あるいは下記にあげられている文献)を提出してください。A4 1枚
講義概要 | 2005年度行った「調査と選挙報道」でもメディアと政治にかかわる部分が多かった。とくに「小泉劇場」と称された2005年秋衆議院選挙をはじめ選挙報道のみならず、現代社会におけるメディアの役割、影響面に示唆を富む講義であった。2006年度はこれらを踏まえ、「政治」をターゲットにジャーナリズムの果たす役割を理解してもらうことが、主たる授業目的である。ジャーナリズム論、報道論、メディア論などの基礎講義を受講していることが好ましい。
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評価基準 | 出席状況(30%)、レポート(70%) 詳細はこちら リアペあり |
第1回 | 10月2日 | オリエンテーション | 鈴木雄雅 |
戦後の選挙と歴代首相 内閣総理大臣一覧 | |||
第2回 | 10月16日 | メディアと政治 基礎(1) | 福田 充 (日本大学法学部新聞学科) |
研究室ホームページ | |||
第3回 | 10月23日 | メディアと政治 基礎(2) | 福田 充 |
第4回 | 10月30日 | メディアと政治 基礎(3) | 福田 充 資料全文はSJS第2号に掲載 |
第5回 | 11月6日 | アメリカのメディアと政治(1) | 大井 眞二(日本大学法学部新聞学科) |
デモクラシーとメディア:合衆国共和制におけるメディア | |||
第6回 | 11月13日 | アメリカのメディアと政治(2) | 大井 眞二 |
大統領とメディア:レーガン政権のメディア統制 | |||
第7回 | 11月20日 | アメリカのメディアと政治(3) | 大井 眞二 |
戦争とメディア:湾岸そしてイラク戦争 | |||
第8回 | 11月27日 | アメリカのメディアと政治(4) | 大井 眞二 |
パブリック・ジャーナリズム:新しいメディアと政治の関係 | |||
第9〜11回 12月16日(土)2-4時限集中 | 教室 11-505 | ||
第9回 | 12月16日 | 政治ジャーナリズムの展開と現在 | 谷藤 悦史(早稲田政経学部) |
第10回 | 12月16日 | 日本におけるメディア政治:メディア環境の変化とその政治的影響 | 3回分のレジュメ、残部あり(鈴木研究室) |
第11回 | 12月16日 | マス・メディア、世論そして民主主義 | |
第12回 | 1月15日 | 総 括 | コーディネーター |
第13回 | 1月22日 | 休 講 |
福田先生 | @ナチスドイツにおけるメディア戦略と、戦後アメリカ政権が行ったメディア戦略の共通点と差異について具体的かつ理論的に論じてください。 | |
Aボードリヤールの消費社会論やブーアスティンの疑似イベント論の視点から見ると、 政治のマーケティング化やテレポリティクスはどのように説明することができるか、論じてください | ||
大井先生 | @平時と非常時における政治とメディアの関係について問題点を指摘し、ご自身の論点を展開してください。 | |
A政府のSpin doctoringは不可避的な趨勢と思われますが、オーディエンスはいかなる態度をとるべきかを論じてください。 | ||
谷藤先生 | @現代の政治ジャーナリズムの特性と課題について述べなさい | |
Aメディア政治の光と影について論じなさい | ||
□書式 A4判 縦紙 横書き 40字×45行程度 3,000字程度
□表紙は必要ない。書き方は下記に準じること。課題(教員名)明示のこと
□参考にした文献やサイト名(アクセス日)も必ず書いてください。
■締切日及び提出場所 1月19日(金) 午後5時 鈴木研究室(7号館4F)
レポートの書き方お助け
レポート、アサイメント提出の基本 2002年版
レポート、アサイメント提出の基本 2002年版 pdf
レポート、アサイメント提出の基本 2002年版 (pdf 圧縮)
【Reading Reference】
長谷川倫子 「政治とマス・メディア」春原・武市 『ゼミナール 日本のマス・メディア【第2版】』
(第5章第2節、日本評論社、2004)
谷藤悦史・大石裕(編訳)『リーディングス政治コミュニケーション』(一藝社、2002)
谷藤悦史『現代メディアと政治』(一藝社、2005)
大石 裕『政治コミュニケーション−理論と分析』(勁草書房、1998)
J・カペラ、K・H・ジェイミソン『政治報道とシニシズム』(ミネルヴァ書房、2005)
「検証 9・11総選挙」『新聞研究』No.652 (2005/11)
「政権とメディア」『新聞研究』No.653(2005/12)
『放送研究と調査』 各回 世論調査
J.レストン、名倉礼子(訳)『新聞と政治の対決』(鹿島研究所出版会、1967)
佐々木 伸『ホワイトハウスとメディア』(中公新書1071、1992)
下山 進『アメリカ・ジャーナリズム』(丸善ライブラリー146、1995)
M.マコームズ ほか、大石裕(訳)『ニュース・メディアと世論』(関西大学出版部、1994)
石澤 靖治 『大統領とメディア』(文藝春秋新書、2001)
石澤 靖治『戦争とマス・メディア』(ミネルヴァ書房、叢書現代社会のフロンティア4、2005)
田原総一朗 『メディアと権力とのカラクリ』(アスコム社、2005)
H.H.フレデリック、武市英雄ほか(訳)『グローバル・コミュニケーション』(松柏社、1996)
田村紀雄・林利隆(編)『新版ジャーナリズムを学ぶ人たちのために』(世界思想社、1999)
G.ダイク『真相−イラク報道とBBC』(NHK出版、2006)
田勢 康弘 『政治ジャーナリズムの罪と罰』(新潮社、1994、新潮文庫版あり)
『メディアと政治−日米メディア・ダイアローグ』(明石書店、1999)
日比野 正明(編著)「現代の国際関係とマス・メディア 』(玉川大学出版部、1997)
漆山 成美『国際紛争と世論』(嵯峨野書店、1986)
NHK取材班・山本肇『かくして革命は国境を越えた』(日本放送出版協会、1990)
H.I.シラー、斎藤文男(訳)『世論操作』(青木書店、1987)
P.レンドヴァイ,片岡(訳)『操られる情報』(朝日新聞社、1984)
G.S.ジャウェットほか,松尾(訳)『大衆操作−新聞から宗教まで』(ジャパンタイムズ社、1993)
O.トムソン,馬場(訳)『煽動の研究』(TBSブリタニカ、1983)
【大井先生】
小川浩一(編)『マス・コミュニケーションへの接近』八千代出版、2005年。